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社団法人岩手県理学療法士会
会長 櫻田義樹 2000年の介護保険導入を皮切りに,リハビリテーションの領域は医療の分野と福祉の分野において,より緊密化が図られるようになりました。また、予防元年と云われる2006年からは介護予防事業,さらに2008年からは特定健診など,理学療法士におけるフィールドは予防から医療,福祉まで幅広く確実に拡がりをもち続けております。このような需要が高まるなか,2000年の規制緩和の影響もあり,養成校が急増し,理学療法士は年間1万人を超える新人を排出しておりますが,その一方では,専門職としての質が年々問われてきております。 日本理学療法士協会では,専門理学療法士制度における領域を理学療法基礎系・神経系理学療法・骨関節系理学療法・内部障害系理学療法・生活環境支援系理学療法・物理療法・教育管理系理学療法の7研究部会に分け,それぞれ,専門理学療法士,認定理学療法士の認定制度が確立されております。当会においても,日本理学療法士協会に準じて,2000年度より専門理学療法領域研究部会として,当県の特徴的な疾患である脳卒中などの神経系や外傷を含めた骨関節系,慢性閉塞性肺疾患や心疾患などの内部障害系,訪問診療などの生活支援系,卒前卒後教育や所属施設における業務効率推進に係る教育・管理系の5研究部会を立ち上げ,領域ごとの研修会と研究活動を通した人材の育成に努めているところであり,2009年からは,当会の学術的な成果として,「岩手理学療法学」を発刊しております。 そして,当会の代表的な社会事業として,?県民の皆様にわかりやすく必要とされる組織作り,?会員が力を発揮しやすい環境作り、?社会的ニーズに適応した人材育成をスローガンに,各地域における介護予防運動教室やスポーツ活動支援,岩手県理学療法士学術大会における公開講座などの公益事業を展開しております。さらに,当県におけるリハビリテーションサービスの地域格差を解消するため,県内を3つのブロックに分け,それぞれの地域で必要な研修やイベントを開催し,理学療法の特性を活かした地域貢献に努めているところであります。 これからも,「今,県民の皆様から何を求められているのか?」,そして,「ニーズに対してどのように応えていくべきか?」を常に念頭に置き、関係団体の方々のご指導を頂きながら,「地域に根付いた理学療法」を展開していく所存でございます。今後とも,県民の皆々様には,我々の活動をご理解頂きまして,ご支援,ご協力を賜わりますよう,宜しくお願い申し上げます。
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