設立概要

 わが国の理学療法業務が法律的根拠に基づいて確立されたのは「理学療法士作業療法士法」が制定された昭和40年(法律第137号)であります。岩手県におきましても、昭和44年4月、県内に勤務地を有する理学療法士が、独自に、「岩手県理学療法士会」を設立しました。結成当初の会員は13名でしたが、平成5年には120名余り、令和元年9月現在で1015名となっております。現在個々の会員は県内の病院及び各種福祉施設等において勤務し、日夜県民のために活躍しております。
 本会は、現在までも、独自に研究会や研修会等を開催し、学術的研鑽を重ねております。その結果、医療、福祉、障害者、高齢者対策の各分野において必要不可欠な存在となり、県民の皆様より一層の期待が寄せられております。
また、県、各市町村等の公的機関並びに関係各団体とも協力しながら公共の福祉の組織活動を図ってきました。このことは岩手県における理学療法および地域住民のリハビリテーションの発展に徴力ながら寄与してきたものと自負しております。
 今日、日本は世界に類をみない未曾有の高齢社会が到来しました。それに伴い、理学療法の普及・振興に関する活動については、益々そのニーズが高まるとともに大きな期待がよせられています。そして、当然に県民のニーズも急速に増加かつ拡大しております。
本会は県民の福祉的ニーズに答えるべく、従来よりも一層公的事業を積極的に推進したいと考えております。そのため、県内における社会的基盤を確立し、理学療法の資質の向上と普及に努め、岩手県における医療全体の発展、県民の健康並びに福祉に貢献するために、組織の充実、強化が不可欠かつ急務となっていることから一般社団法人岩手県理学療法士会は、県民の保健、医療、福祉サービスの積極的な推進を図り、その責任ある役割の一端をはたす目的にて活動を行っています。